読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ミライニツナガルナニカ

人事採用コンサルタントの前田が日々感じたことを中心に書いています。

プレミアムフライデーがやってくるそうですが

日記・雑記

2月24日(金)からプレミアムフライデーが始まります。

今朝の新聞記事で改めて思い出したのですが、このプレミアムフライデーって働き方改革の一環なのか、よく背景や意図がわからなかったので、少し調べてみました。

プレミアムフライデーってなに?

まず 経産省のWebサイトに説明がありました。

プレミアム・フライデーとは

個人が幸せや楽しさを感じられる体験(買物や家族との外食、観光等)や、そのための時間の創出を促すことで、
(1) 充実感・満足感を実感できる生活スタイルの変革への機会になる
(2) 地域等のコミュニティ機能強化や一体感の醸成につながる
(3)(単なる安売りではなく)デフレ的傾向を変えていくきっかけとなる
といった効果につなげていく取組です。
官民で連携し、全国的・継続的な取組となるよう、この取組を推進するための「プレミアムフライデー推進協議会」が設立されました。本日、第1回会合が開催され、実施方針・ロゴマーク等が決定しました。また、本取り組みを進めるに当たっては、働き方改革などライフスタイルの変革ともあわせて推進してまいります。

http://www.meti.go.jp/press/2016/12/20161212001/20161212001.html

 (1)と(2)はよくわかりませんが、(3)は経済効果を狙っていますということかと思います。最初は時間外労働の抑制を目指すために「月末の金曜日は早く帰りましょう」かと思いましたが、「月末の金曜日は早く仕事を終えて、お金を使って遊びましょう」ということなのかもしれません。 

また、オフィシャルサイトもありました。

premium-friday.go.jp

 

“ちょっと豊かな週末を”というキャッチコピーがそれっぽいですが、プレミアムフライデー事務局を運営されているのが博報堂社ということです。

こちらのサイトでは“取り組み紹介”のページ(https://premium-friday.go.jp/activity.html

)がありまして、各企業のプレミアムフライデー企画を掲載していますが、全部テキストなので読みにくいのです。せっかくのオフィシャルサイトなので、もう一工夫欲しい気がしました。イメージ画像やロゴマークくらいないと“読むのがメンドクサイ”です。

f:id:miraikassei:20170216213524j:plain

(むかし“花金”という言葉がありました)

経産省経団連のコメント

もう少しなにか情報がないかなと探したところ、ネットニュースにも昨年こんな記事が出ていたようです。

headlines.yahoo.co.jp

経産省の担当者も経団連の担当者も実名が出ているわけではないので信憑性については微妙なところですが、回答された内容も「まぁ、そういう風に答えますよね」の範囲内でもあり、消化不良気味です。

それでもおやおやと思ったのは、

役所は午後3時になれば終わり?」という問いに対して;

経産省どう対応できるかを検討中です。ただ、掲げている以上、午後3時に帰れるような仕組みを作りたいと思っています」

経団連中央省庁や役所が先頭に立って午後3時に終われば、後に続く企業が増えるのでないかと期待しています。役所がやっているから、従業員を帰らせられない企業もありますから」

だそうです。間違いなくお帰りになるのでしょう。

 

もう一つご紹介すると;

www.huffingtonpost.jp

こちらはツイッターのコメントをいくつかピックアップされていまして、

時給をプレミアにしてほしいフライデー

は秀逸なつぶやきだなぁと思いました。 

なんで月末の金曜日って決めたんだろうか?

他にもいくつかの新聞記事やネット記事を読んだのですが、どうして月末の金曜日に15時で仕事を終わらせて“ちょっと豊かな金曜日”を作りたかったのかは、結局わかりませんでした。土日が休みの人が多いからということでしょうか。そんなに土日休みの人が多いのでしょうか。どうして曜日を固定しようと思ったのでしょうか。

国を挙げて“考えない人を増やす施策”を広めてどうするのでしょう。金曜日だから羽を伸ばしましょう、豊かな時間を過ごしましょう、といって豊かになれると本気で思っているのでしょうか。

働き方の多様化を考える時代に「月末の金曜日は15時でお仕事終わり」というアプローチで経済の活性化を図るという思考プロセスが残念に思ってしまいます。

ワークライフバランスをとるのは、個人が考えるべきことで、個人が調整するべきことだと思います。会社が15時で帰れというだけなら、いくつかコメントでも出てきましたが“結局その他の曜日で埋め合わせする”人が現れるだけです。

どうして右へ倣えなのでしょうか。

月末の金曜日だけキャンペーンをする理由はどこにあるのでしょうか。

そこで働いている人はプレミアムフライデーは味わえないのでしょうか。

お店などはシフト勤務だから次の月のプレミアムフライデーを味わえばいいということでしょうか。

なんだかとても残念な気持ちになります。

僕は“月に一度くらいは、少し早めに仕事をきりあげて、ちょっと特別な時間の過ごし方をする”という考えはとてもいいと思います。有給休暇の取得が難しい仕事でも、半休くらいはなんとかなるべきと思いますし、経営者も従業員も努力するべきです。

繰り返しちゃいますが、“どうして月末の金曜って決め方になったの?” に疑問符がついてしまっているのです。

そしてそのオフィシャルサイトを作って運営するのに税金が使われているんですよね。それもどうかなと思うのです。

 

ということで、働き方改革は、現場で働いている人がもっと考えて動かないといかんのね、と強く思いました。

今日もお読みいただいてありがとうございました。