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ミライニツナガルナニカ

人事採用コンサルタントの前田が日々感じたことを中心に書いています。

その採用活動にストーリーはありますか?(前編)

採用の仕事

※今回は「正社員の中途採用」というシーンを想定しての記事です。よって、アルバイト・パート採用とは戦術が異なりますのでご了承くださいませ。

 

『採用活動において、不景気の時と好景気の時では何が一番違うと思いますか?』

“求人の数”が違います。

景気がいい=仕事が回っている=色々な機会が増える=人材に投資するタイミング

ということで求人数が増えます。

具体的には

  • 研究開発組織を大きくする
  • 生産組織を大きくする
  • 営業組織を大きくする
  • 新規事業を始める
  • 会社規模が大きくなるので間接部門も強化する

などで求人が増えます。

求人が増えると、転職する気が無かった人も検討するようになります。厚生労働省求人倍率の数値には出てこない人達(現職で働いていて転職を考える人)が増えるので実際には求人倍率では収まらない“人の採り合い”が生まれてきます。

人の採りあいは、シンプルに競争です。競争ですから打ち勝たないと採用はできません。そしてその競争は日増しに激化しています。

2月も中旬に入ってきまして、多くの会社が4月という新年度の計画作りの佳境かと思います。新しい組織をどう組み立てるか。その要員はどう組み合わせるか。誰が昇格し、誰が新しいポジションに就くのか・・・

「人が足りない」

4月からの新組織図を作ったはいいが、今年度の採用も計画通りに進んでいないし、ましてやこのまま来期になっても人不足が何も解消されていない。

時間外労働のマネジメントは厳格にしないと本当にまずいけど、要員が足りなければ仕事が回らない・・・

プレミアムフライデーとか言ってる場合じゃない・・・

と、各社の人事責任者は頭を抱えているかと思います。

採用支援サービスをやっていますと、この時期のお問合せは切羽詰まったお困りごとの会社様がとても多くて、ご事情を聴いてみると、来年度の要員計画を立ててみたはいいが計画が座礁しそうで仕方ない、というケースが多いです。

毎年、採用が難しくなってきていますから、今までの計画の立て方とか、活動の仕方では、当初の目標は達成しにくいのです。

そして、有効求人倍率だけでみれば25年ぶりの採用の難しさですので、今の採用担当者さんにとっては未体験の難しさなわけです。

馬に水を飲ませたいのに飲んでくれない

さて、それでは冒頭の問いに関連して、もう一つ質問です。

『転職活動において、不景気の時と好景気の時では何が一番違うと思いますか?』

これは個人側に軸足を置いた質問です。答えは同じで「求人の数が違う」です。
では、求人の数が違うと、企業側と個人側ではどういう違うがでるでしょうか。

  • 企業側は求人数が多いと競争が激しくなるので体制を整えて立ち向かうという選択肢をとる(諦めない)
  • 個人側は求人数が多いと、全部は目に入らなくなる(諦める)

そうなんです。個人側は“お腹いっぱい”状態になります。みなさんはお腹いっぱい状態の時って、“クック〇ッド”や“ぐ〇なび”を見ますか?見ないと思います。求職者側も同じです。情報が多すぎて少し嫌気が指してくる人もいます。

 

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昔のイギリス?の諺に

馬を水辺に導く事は出来るが馬に水を飲ませる事は出来ない

というのがあります。要は“その気”にさせられるかどうかなんです。

その上で、皆さんの採用活動は求職者を“その気”にさせていますでしょうか?
皆さんの会社、組織、サービス、風土、仕事内容、福利厚生などなど、皆さんの会社の情報で、求職者を“その気”にさせるのがとても大事です。

では、どうやって“その気”にさせるのか。

 

ポイントは「ペルソナ」と「情報発信マップ」です。

どんな「ペルソナ」さんにどんな情報をどういう方法と順番で展開していくかという「情報発信マップ」の組み合わせが「ストーリー」なんです。

明日はそのストーリーの具体的な策定方法について一例をご紹介します。全てのケースに使える万能薬ではないかもしれませんが、何かのヒントになると嬉しいです。

今日もお読みいただいてありがとうございました。