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ミライニツナガルナニカ

人事採用コンサルタントの前田が日々感じたことを中心に書いています。

求人票を見直してみませんか?

採用の仕事

いやぁ・・・北風が強くてしんどい一日でした。いろんな立て看板が倒れていますし、うっかり飛来物に当たったら大怪我してしまう感じですし、自転車で走っていると、すっと1mくらいは横風でズレますね。向かい風と追い風だとスピードも辛さも全くちがいますので、人間の力なんて自然の前にはちっぽけなもんだね、と本気で思います。

さて、仕事柄、色々な会社の求人票に触れる機会が多く、魅力的な求人票とそうでない求人に分かれるなと常々感じています。

求人票は、応募者に自社のことを伝える大事な情報伝達手段でして、

  • 会社の概要
  • 仕事の内容
  • 就業条件や待遇
  • 選考方法

などが書かれているものです。

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一般的にフォーマットがあり、上記の要素を書き込んでいく形の帳票ですが、この求人票をフォーマット通りに書いてしまうだけの求人票を多く見かけます。

これはいいとか悪いとかの問題ではありません。フォーマット通りに書いてありますので“正しい求人票”ではあります。でも“魅力的な求人票”かというと、多くの場合は・・・表現がよくないですが、“のっぺらぼう”な求人票です。夢や希望やワクワク感が表現されていないのです。

せっかく求人票を書くなら、この会社に就職したい!とか転職したい!と思ってもらえる求人票にすべきです。これだけ強い売り手市場ですから、求職者には多くの就職機会(転職機会)がある中で、優秀な人材を勝ち取らなければなりません。そして、もっと大事なことは、入社後は“活躍してもらわなければならない”のです。

それでは、

  • 他社との競争に勝てる、もしくは他社と比較されない求人票になるか
  • 入社後に活躍してもらえる求人票になるか

について、僕なりのポイントでお伝えしようと思います。

求人票に会社のビジョンを描いているか?

会社の概要を伝えるのに、住所や沿革も大事ですが、ビジョンや実現させたい世界観や大切にしている価値観などの情報を書いていますでしょうか?同じようなスキルセットを持っている人材だとしても、その価値観は十人十色です。ということは、スキルセットだけでマッチングしても、価値観が合わないと“ミスマッチ採用”になってしまうかもしれません。書き方に工夫が要るかもしれませんが、会社としてのメッセージとしてきちんと伝えましょう。

求人票に会社のストレングスを描いているか?

その会社がその会社である所以を伝えていますでしょうか?具体的には主力サービスや主力製品を案内する時に、なぜ主力なのかを表現できていますか?経営戦略や事業戦略を上記のビジョンや価値観と共に表現できますか?沿革や歴史を書くときに、ググっと成長した時のエピソードを含めていますか?その会社に人が集まる理由として、強みや拘りや軸が何かあるはずですが、それをストレートに表現できていますか?

求人票にミッションを描いているか?

ビジョン、ストレングスを具現化できたら、次は“仕事内容”を“ミッション”として表現できていますか?単なる仕事ではなく“使命感をもってやってもらう仕事”として伝えられていますか?配属する組織の役割や、そもそもの事業機会の説明も必要でしょう。入社した時に担当するであろう仕事と、その先の発展的なキャリアも書いた方がいいです。“誰かにやってもらえればいい仕事”は“誰もやりたがらない仕事”になります。

“あなたにやってもらいたいんだ”というメッセージを込めて仕事の説明を書きましょう。

多くの人に支持されようと思わないこと

就業条件や選考方法などはどうでもいいと言ってしまうと語弊がありますが、その部分は一定のルールがあります。そのルールは逸脱されないようにしましょう。

一方で、会社のビジョンやストレングス、ミッションは自由に書けます。ここで陥りやすい点は“八方美人にならない”ということです。

八方美人というのは、魅力が薄いということです。魅力の薄い会社にはいい人材は近づいてきません。あなたの会社だからこそ応募した、という方との出会いこそがあなたの会社を力強く前に進ませるパワーとなります。

多くの場合、求人票は文字数の制限があります。図とかイメージを追記することが難しい場合があります。だからといって表現を諦めたら絶対に伝わりません。会社のコーポレートサイトに掲示しておいて、そのリンクを掲示して“読んでください”、でもいいのです。

求人票は意思を持って創る帳票です。“これを面白いと思って読んでくれている貴方に来てほしい”と強く想って書いていただきたいと思います。

 本日もお読みいただきありがとうございました。