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ミライニツナガルナニカ

人事採用コンサルタントの前田が日々感じたことを中心に書いています。

“雇う側の立場が上”と未だ思っていませんか?

採用の仕事

どうなってるんだよ!

今日、とあるお店でみかけたとある一コマ。

きっかけはよくわからないのですが、お客さんらしき40歳代の男性が結構な言い方で店員に怒っていました。どうやら買ったものが欲しかったものと違っていて、返金してほしい様子でして、僕はお会計を待っている間そのやり取りを聞いていて、そこから判ったことは

  • サイズ違いで使えなかった
  • 買った時にいた店員は今日いないので、どんな案内をしたか分からない
  • その商品は開封されているが、レシートがない
  • 商品は一般的なブランドで、このお店で売っているし、他店でもある。
  • 本来必要だったサイズのものは在庫があるらしいが交換ではなく返金を希望。
    (本来必要だったサイズのものは他店購入済みだからもう用済み)

こんな感じでした。(だいぶ詳しくわかりました)

お客さんらしき男性は、ガラの悪い感じで「・・・ったく」とか「おまえ」とかそんな言葉使いなんです。

結局、返金対応となり、途中からベテラン店員さん(責任者かも)に交代し、アルバイトとみられる20代の男性は返金処理かなにかのためにその商品をもってバックヤードに消えていったのですが、僕は途中から「あー、自分に対してもイライラしてしまっていて、その“はけ口”として店員にぶつけてしまっているパターンのやつだ」となんとなくアタリがつきました。

だって、その商品が「ネジ」だったのです。
そして、そのお店はホームセンターだったのです。 

ネジのサイズ違い、よく発生するパターンです。それを回避するために売り場には必ず実寸のネジとナットが展示されていて、ネジかナットを持ってくればサイズは分かるようになっているのですけれど。

今回のケースは、どちらのミスかは、傍で見ている僕には正確なところは分かりませんでしたが、それにしてもお客さん側の態度が横柄すぎる感があり、自分と同じくらいの年齢の男性ですので、“人の振り見て我が振り直せ”を思い出しました。

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その上から目線、なぜ??

僕も長く人材業界にいまして、仕事柄色々な立場の方々とお仕事をご一緒させていただいてきておりますが、感覚的に40代半ばより上の年齢、特に男性の方は、上から目線で人と話すきらいがあります。

お客様の面接に同席させていただくこともありますし、面接官研修をさせていただくこともありますが、“上から目線オーラ”が雰囲気や仕草ににじみ出ているんです。特に中年男性のベテラン社員が危険。

理由は推測すると、

  • 第二次ベビーブーマ世代で小さいころから周りにライバルが多く常に競争。
  • そして勝ったヤツが偉いという価値観 
  • 就職氷河期で、雇う側の立場が絶対的に上で、自分が下だった体験
  • 会社に入っても年功序列なので、仕事ができなくても年齢が上、年次が上というだけで絶対的存在
  • 親の世代は男性が外で働き、女性は家を守るという慣習が、崩れてきて、女性がリアルに活躍し始めている世代(ライバルが減らない構造)
  • 今、管理職のポジションについていたり、もしくはシニアスタッフとして面接を担当する立場

これが掛け算になって、「上から目線」の採用面接になりがちです。

一方で、面接対応するには、現場感覚もまだ持っている人が多く、そして自分自身も“会社の中核”という意識を醸成させている年齢層。正しい面接ができれば、戦力としては申し分ないのですが、その矯正がかなり難しいご様子です。

面接官を指導する立場のかたや、部門長以上の方は、この実態を冷静に知ることが大切です。自分の会社を他人にしってもらう“面接の場”で、一体なにが行われているか。

おそらく面接を依頼されるくらいの人物なので、能力や経験面は十分に基準を満たしているのだと思いますが、上記で書いた背景などもあり、そのまま「面接して、ウチの会社に合うかどうかをしっかり見極めてくれ」などとリクエストすると、それこそ“上から目線”で面接してしまうでしょう。

売り手市場、買い手市場の話ではなく、雇う側が偉く、雇われる側が下という価値観は根元から払拭されるように、風土や文化の面から確認することが大事ですし、同時に対人対応スキルという技術の面からも、適切な面接技法を学ぶ機会を提供することも大事です。

また、どうしたって面接は“個室”で実施されることが多く、実際の言動が確認しづらいケースです。その場合は“ミステリーショッパー”といって、“覆面応募者”として面接を実際に受け、被面接報告を行うことで面接官の実態を知ることもできます。

 

もし、自社の面接がどういう風になっているのか、どうしていけばいいのかをお悩みなる方はぜひご相談くださいませ。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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未来活性研究所 代表 前田崇利

maeda@miraikassei.jp