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ミライニツナガルナニカ

人事採用コンサルタントの前田が日々感じたことを中心に書いています。

リファラル採用2017~質重視、良縁求む~

採用の仕事

1月も最終日ということで、2017年もあと1/12が終わろうとしております。

さて、今朝の日経新聞で、転職についての記事がありましたので取りあげてみたいと思います。

人手不足を背景に売り手優位となっている転職市場だが、現実は「狭き門」でもある。企業が人材の質を慎重に見極めているためだ。“良縁”を求め社員による人材紹介制度を導入する企業が増加。転職を支援する人材サービス会社では人工知能(AI)を活用するなど、マッチングの精度に磨きをかけている。(2017/1/31~日経新聞転職最前線から)

とありました。マッチング精度に磨きをかけることは大事です。

また、“転職最前線”という記事ですから、転職を考えている個人側に立った記事として書かれています。一方で、経営者や人事責任者の立ち位置だとどうでしょうか?確かに記事にもありますが“身長に見極めている”ことは事実ですが“狭き門”でしょうか・・・

狭いとか広いは解釈に幅がありますので、ここではあまり突っ込まないでおきます。

僕がこの記事を取りあげたのは、リファラル採用のメリットについて、巷では“マッチングがいい”という特徴に偏りがあるなと思ったからです。

リファラル採用でしか出会えない求職者

リファラル採用でしか出会えない求職者”って必ず存在するのですが、応募者の母集団の数として多くならないので、少し残念な取り扱われ方をしている感じです。

 

f:id:miraikassei:20170131210806p:plain

 

広告見ない、紹介会社にも登録しないけど、いい転職先があるなら検討するかも・・

という人にアプローチするにはリファラルが可能性として高くないですか?(上の図の“〇の大きさ”は適当です。それは承知の上で書いております。)ましてや、25年ぶりの高い有効求人倍率ということで、とにもかくにも求人数が多いわけです。

 

具体的にどういうことかと言いますと・・・

(例)某大手求人広告サービスで求人を検索してみます

  • 希望職種として、企画営業・法人営業系
  • 希望業界として商社系
  • 希望勤務地を、東京・神奈川・千葉・埼玉として、
  • 雇用形態を正社員

で求人を検索すると400件以上ヒットします。
これだと全部見きれないので希望年収レンジを“501万円~700万円”にしぼりこみますと200件弱に減ります。(この時点で本当に狭き門なのかとちょっと思いますが)

その他に絞り込み条件の項目もたくさんありますが、その会社の仕事のスタイルやビジョンや社風、価値観といった内容は選択肢で絞れないので、個社個社の詳細情報を見たり、その会社のホームページも見ながら、となると、あまり200件も現実的でない件数です。

だからといって、例えば勤務地を都内23区に限定する、ということを望んでいるわけでもないのです。確かに通勤距離や通勤時間は転職理由の一つかもしれませんが、近ければいいということではないですよね。

求人情報が多くて、個人が実際に検討できる社数に“条件だけで”絞り込むのはしんどい量になっているということです。

また、人材紹介サービスをみてみましょう。対面・非対面問わず、転職先の希望を伝えておくと人材紹介会社側でマッチングの高そうな会社(選考に通る可能性も踏まえて)を現実的な社数に絞り込んで紹介してくれるわけです。要は人の力を借りて絞りこむということです。

それでも、人材紹介会社に依頼される求人数がこれまた増え続けているようでして、そこで人材会社はAIなどを活用してマッチング精度を上げていく努力をしているのですね。

 それでもある企業の人事の方がおっしゃっていました。

“幹部クラス”は結局のところリファラルで採用するのが、早いし間違いがない。普通の求人広告や人材紹介サービスで採用できるならいいけど、実際に採用できているのはリファラルで出会った人材。

 つまり、リファラルは応募者の絶対数では他のサービスには敵わないかもしれませんが、“質”の観点でいえば十分に検討しがいのある採用手法なのです。

リファラル採用はマッチングがいい採用手法であることは、あくまでも特徴の一つです。今までの採用手法では出会えない方法の一つとしてリファラル採用を始めることはとてもいいことだと思います。ぜひお試しください。

 

本日も最後までお読みいただいてありがとうございました。