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ミライニツナガルナニカ

人事採用コンサルタントの前田が日々感じたことを中心に書いています。

断捨離2016 ~いつもあるナニカを手放す~

採用の仕事 ワークスタイル・仕事術

クリスマスが終わるといよいよ年末モードです。
一年に一度くらいはちゃんと掃除をしようという家も少なくないのでは。僕自身もそうですが、ついつい身の回りのモノが増えて溢れてしまっている状況を何とかするときに思い出す言葉に“断捨離”があります。

特に「捨てる事」に注目!

断捨離って「やましたひでこさん」という方の著書の中に出てくる言葉で登録商標なのですね。知らなかったです(Wikipediaより)

断捨離は、「もったいない」という固定観念に凝り固まってしまった心を、ヨーガの行法である断行(だんぎょう)・捨行(しゃぎょう)・離行(りぎょう)を応用し、

  • 断:入ってくるいらない物を断つ。
  • 捨:家にずっとあるいらない物を捨てる。
  • 離:物への執着から離れる。

として不要な物を断ち、捨てることで、物への執着から離れ、自身で作り出している重荷からの解放を図り、身軽で快適な生活と人生を手に入れることが目的である。ヨーガの行法が元になっている為、単なる片付けとは一線を引く。「断捨離」はやましたひでこ個人の登録商標である(第4787094号)。  ~Wikipediaより~

「断行」の入ってくるモノを断つのは性格的にも仕事的にも難しいし、「離行」のモノへの執着から離れるなんて、想像できませんので、「捨行」をがっつりして、「要らないモノを捨てる」しないと大変なことになります。ということで、思い切りよくせっせと捨てていきましょう。

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固定観念に凝り固まってしまった心

あらためてこのフレーズに目が留まりました。「固定観念に凝り固まってしまっている」ことってありそうですね。変化が早く、変化が大きいこの時代でサバイブするためには、固定観念は要らないって思っています。おそらく固定観念を完全に捨て去ることは難しいため、「固定観念なんて要らない」って思う位でちょうどいいかもしれない。そのために「捨てる」を徹底してやってみるのはいいことでしょう。 

固定観念というと、なんだか「古臭い考え」的なイメージがありますので、別の言い方にしてみると案外自分自身も囚われているなと気づくことがあります。たとえば「前提条件」と言い換えてみる。固定観念って、当たり前に「なにかがそこにある」ことが前提になっている状態とも言えますね。その前提条件をベースに物事を考えるため、本質を見誤ったり、手段の選択肢を狭めてしまっているかもしれません。

紙の履歴書って必要?

僕がふと思いついたのが「紙のエントリーシート、履歴書や職務経歴書」です。僕は紙で作る事、紙の状態で提出する事、紙の状態で管理する事に必然性や合理性を全く感じません。ましてや手書きの履歴書なんて・・・。

「ウチは字のきれいさを基準にしているのです」

それが職務能力なら別ですが、それでもその判定に「手書きの履歴書」を使わなくてもいいと思うのです。また、手書きじゃないとしても紙の履歴書を面接の際は持参ください、という採用活動ってまだまだ多いですね。

「人事の手続きとして必要」

・・・そうかもしれません。代替え手段もありそうですけど。まぁ百歩譲って入社時に必要なら、アリとしましょう。でも入社が決まっていない段階からは要らないと思いますけどね。入社日にもってきていただくのでもいいと思います。

「そういうモノじゃないですか?」

思考停止パターンです。過去の延長に未来があると信じている方です。ある意味幸せな方ともいえます。

当然、全ての企業、全ての採用活動において「紙の履歴書が不要」とまでは言わないですが、大半の企業の採用活動では要らないモノの筆頭格じゃないかなと思います。

管理する工数を本当に考えたほうがいい  

紙の履歴書や職務経歴書って、とても大事な個人情報書類の代表格です。それなのに棄損や紛失のリスクが高い「現物管理」 は時代に思い切り逆行しています。選考書類を各地の面接官に送るというオペレーションを行っている企業がまだあるようですが、なるべく早くご卒業されることをお勧めします。

これだけ情報機器やインフラが使いやすくなっているのですから、物理的な距離や時間を不要にするファシリティを有効に使いましょう。

また、紙系の資料を整理したり管理していると仕事をした気になります。これも時代に逆行しています。どれだけ、その紙の資料に触っていても、いい人材との出会いが増えるわけでもなく、その人材に自社の魅力を伝えられるわけでもなく、ただただ時間を使うだけです。

紙を捨てることで、何かを手に入れることができるかも

紙の履歴書や職務経歴書の運用を止めると、書類選考や面接の際の参考資料をどうするの?ということになります。デジタルな資料で従来型フォーマットの履歴書や職務経歴書を見て選考するということでもいいですが、せっかくなので違う視点を取り入れてみてはいかがでしょうか?

例えば面接。

履歴書や職務経歴書は「過去の事実」が書かれています。それって、「募集している仕事に、その人が合致しているかどうか」を判断する材料にしようとしているわけです。それはそれでいいのですが、限られた面談時間を過去の事実を確認するだけではもったいない。そもそも自社の今後に貢献してくれるだろう人との出会いなのかを確認するシーンです。その応募者にとってもその人の未来の一部を共有する会社との出会いを確認するシーンです。過去の資料について、あーだこーだ言うだけじゃ、夢も希望もないですよね。

・・・と、そもそも面接ってなんのためにやっているんでしたっけ、と考えるきっかけになるかもしれません。

 

ということで、「いつもあるナニカ」を思い切って手放して考えてみませんか?  

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